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SAKURA 2022

今日という日に遠く離れた異国の地が焦土と化していてもここには桜が咲いていて、その桜を天井に豪奢な散歩道をゆるゆる歩いていられるのも、とんでもなく絶妙なこの世のバランスの上に起きた偶然が見せるいっときの幻想だ。

意外にも容赦なく吹き付ける春の風にふるふる揺れる桜を眺めては故郷へ帰りたいと思い、脳裏に浮かぶ景色はもう現実には別物になっているのだと分かっていてもあの庭の奥に続く山の桜の樹に咲く花々の色の記憶をたぐり寄せ、あの日気まぐれに京都へ降りたって花見客達がそぞろ歩く川縁の並木道をやたらに歩いたときもやはり老いた桜が何本も何本も何処までも何処までも満開だったと思い出す。

キラキラのゼフュルスに散らされていく薄い桜色の吹雪の凄み。まったくこれほどまでに良い塩梅の日をよくも選んで逝ってくれたものだ。桜の季節が巡ってきて、傍若無人な季節の風が吹く度にそういう具合に春の走馬灯が灯る。こんな春がもう何回巡ってきたのか覚えきれない。

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SAKURA2022

 

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