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布袋さん

布袋さんマジック

布袋さんのことをなぜ布袋さんとさん付けで呼ぶかと言えば、七福神の布袋さんを連想することも理由の一つだけれど、彼のことを本当に神様かなと思わさたことがあるからだ。

布袋さんの ONE TAKE ONLY, ONE LIFE ONLY. THE FIRST TAKE のクリップは元気出る。マジで布袋さんは幸せ光線がでてるから、おまじない代わりに観たり聴いたりすると効くよ。冗談だと思ってる?

ボルドーの話

布袋さんを見る度に、ロンドン住まいの友人達とボルドーの古城へ行ったときのことを思い出す。

夕食後の暖炉の前で「俺はホテイとジャムった!」って顔を赤くしてめちゃくちゃに嬉しそうにその人は自慢した。私が日本人だからってムリに知ってる日本人の話をしてる風ではなく、「ホテイは物凄く才能があって最高にインスパイアリングなんだ!」とこっちは置いてけぼりなくらいの勢いで盛り上がっている。彼自身もメジャーなバンドでドラムを敲いていてその筋では有名人らしかったけれど、彼や彼のバンドはおろか布袋さんのこともそれほど詳しくない私としては、兎に角「ホテイとジャムった」彼のバラ色に輝く幸せな感じがこっちに否応なく伝わってくるのが段々嬉しくなってきて、幸せが伝染するって言うのはホントなんだなあと金髪碧眼のロッカーをただニコニコ眺めていた。

幸せ光線

あの当時はイギリスでちょっとした不動産ブームがあって、フランスのシャトーを買うのが流行っていた。キラキラのお城じゃなくて、結構な廃墟を買って自分でお直し*1して別荘にするのだ。で、その「お直し」に行く人たちに乗っかってボルドーでワイン三昧しようという、あれはそういう旅行だった。

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Dordogne、Bordeaux

宿泊しながらみんなで「お直し」作業にいそしんだ古城は、内窓を開けるとびっしりコウモリがぶら下がっているようなところで、「お直し」作業は気軽なDIYのイメージを遙かに凌駕する超本格大工仕事の連続だった*2

近所にもシャトーは散在していて、どの城も城内見物とワインの試飲代として高い入場料を取っていたけれど、山頂に聳える私たちのシャトーは城としてはこの地域で最も上等のようだった。キャノピー付きの当時のベッドを綺麗なレースに張り替えて使ったり、その時代と違って執事や乳母やが居ないので自ら薪を運んだりオーブンに火を入れたり、不思議と綺麗な銀食器で焼いただけの巨大な肉や魚のディナーを黙々と食べてみたり、付け合わせのフェンネルの丸焼きの方が美味しかったり、まあ何もかもが物珍しくて面白い旅だった。

件のドラマーの人は繊細で物静かでインテリアデコレーターの仕事もしていて、壁紙を貼るのがとても上手だった。その彼がホテイの話になると急に顔が赤くなり、ラジエーションかなと思うくらい顔から光が輝きだしてもうオレすごい幸せですっていう光と熱を帯びた空気で薄暗い古城の全部屋が一気に満たされる感じだった。

世界の布袋

そんな旅行をした後、布袋さんがテレビやラジオでスゴイ、スゴイと持ち上げられるのを観たり聞いたりする度にあのときのことを思い起こして、布袋さん、世界中でいろいろ幸せにしてるんだなと思うようになった。

たまたま機会に恵まれて、至近距離でパフォームする生の布袋さんを観たこともあった。あのドラマーの彼が言ってたことが全身で分かった。

ドラマーの彼のお陰で布袋さんに関心を持てたのは地味に生きてきた中でけっこういい話として心の大切なところに残っている。何事かに打ち込んで事を為す人たちはやはり特別な何か*3をもって居るんだなと素直に思う。

YOUTUBEのこのクリップ、ワンテイクで撮ったっていうのがもうね、軽々と生きてるみたいに見えるかっこよさ。しびれる。当時で現役40年、ギターが手や体に馴染みきったパフォーマンスは何処にも力んだところが無い。余裕綽々とはこのこと。

布袋寅泰 - バンビーナ / THE FIRST TAKE - YouTube

youtu.be

Last, but not least:ここが肝心

2月1日ニューリリース。布袋さんのこのかろやかに幸せな感じがもっと拡がるといい。いや、マジで布袋さんは幸せ光線がでてるから、おまじない代わりに観たり聴いたりすると効くよ。まだ冗談だと思ってる?

 

 

*1:フランス版DIYをブリコラージュ[bricolage]という。フランス人はブリコラージュが大好き。

*2:私と友人はもっぱら見学と飯炊きにいそしんだけれど。

*3:"it"みたいなもの