今週のお題「好きなおやつ」
アップルソース
アップルソースは秋の味。木箱いっぱいの林檎を煮て、ガラス瓶に詰める。
日本人がおはぎを食べたくなる季節に、アメリカ人はアップルソースを作るんだな*1。初めて聞いたときは林檎を煮るなんてヘンなの、と思ったけれど、やってみると美味しかった。煮上がった林檎をポークソテーにマッシュポテトと添えると素朴な感じのディナーにもなる。
おやつのつもりが、ディナーまでカバーするアップルソース。
パイの中身にしたり、トーストに乗せたり。やはり一番はバニラアイスに添えるの。ヨーグルトに入れたり、そのまま食べてもおいしいよ。
りんごを煮る
切る、熱する、調味、煮る。何のスキルも要りません。
- 切る。櫛形に切ると仕上がりがごろっと形が残って楽しい。その場合は分量の半分くらいは摺りおろすとソースっぽくなる。薄くスライスするとジャムっぽくソースらしい仕上がり。無農薬なら皮をむく必要も無し。
- 切ったのを鍋に全部入れる。鍋は琺瑯製か土鍋が気分。熱の伝わり方が柔らかいし、金属と触れないのがよさげな感じがする。そして火にかける。ものすごく弱火にして放置。鍋焦がす常習犯は、ここで大さじ一くらいの水を入れて祈る。祈るときは蓋をする。この項で蓋が最重要。
- 20分くらい経ったら様子を見る。林檎の身から湯気が出てきていたら、好みの砂糖とレモン汁を適量全体に振る。鍋の中を大胆に数回返す。砂糖は保存料だから、多いとソースが長持ちする。甘いのが辛い人は少なめで。砂糖を入れない人も居る。また蓋をする。
- ぐつぐつ煮えている雰囲気になったら、シナモンを投入。好みでスティックでもパウダーでもどっちでも良いと思う。投入したらまた蓋をする。
甘酸っぱい香りが立って、鍋の中身が柔らかく琥珀色になってたら出来上がり。熱々でそのまま食べるのもおいしい。保存はガラス瓶とか琺瑯容器を推奨。
A as in America
家中にシナモンとアップルソースの香りがひろがる。秋の縁側で小鉢いっぱいの「りんごの煮たの」をもごもごと口に運ぶ。もうすぐアメリカの大統領選挙だねえ。*2
おやつの友
読書の秋にアメリカのりんご園のお話。テーマは林檎じゃない、全然。