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淡水の交わり

あなたは私の友達です、という科白は口にしないほうがいい。言葉にすると嘘になるからとかいうことでなく、口にしたその言葉に、相手が縋り付いてきたときの重さというか、圧迫感がよろしくないという気がする。若い人のように、まっすぐに誓いを立てることが私にはもうできない。それは残りの寿命の事を意識してしまう、中高年独特の心理からくるのではないかと思う。約束はできないけれど、思い出したら静かに見守る、できるときには手も差し伸べる(とかなんとか頼りない風に口では言うかもしれないが、ひそかに全力で手も足も差し伸べる)。相手が同世代でも、若くても、齢上でも。男でも、女でも。そういうのが私の理想なのだけれど、そういう私の体温を伝えるのは、なかなかもって難しい。