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アラベスク

イスラームの美術展に行ってみた。これでもか、これでもか、と執念さえ感じる細かな植物模様のデザインとか、宇宙チックな幾何学模様。とても好き。ただ今回の展示会はせっかくお金払って見に行ったのに、ちょと物足りない。もっと度肝を抜くような衝撃が欲しかった。コーランとか、文字系の展示物はとても興味深く見たけれど、なんか全体に品選びが散漫な気がして。
で、つまらないことに気をとられてしまいました。私の前を行く若いお嬢さんが、カレシと夢中でお喋りしながら展示ケースのガラスに手脂を付けて行くのが気になって、気になって。だってちょうど私の目線の高さに指紋をつけて歩いてるんだもん。あんた、手洗って来いよ、ていうかガラスを触りまわるな。
そういえばヴィクトリア&アルバート美術館って、遠いむかしに意匠のネタ探しに行ったことがあった。建物の其処彼処に感じた黴の臭いの記憶がよみがえる。イスラム諸国の年表が会場に掲示してあって、数え切れない王朝が興亡の繰り返し。激しいなあ。キリスト教と違って偶像崇拝を厳しく禁じたイスラムの教えは神と直接対話をさせる。そのために発達したカリグラフィであり、幾何学模様であり、なのだ。厳しく、激しい美なのだ。
今年のクリスマスカードと年賀状はキリムの柄でいきましょうかね。