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長距離走者の孤独

夜半もふけてきました。窓の外の風がようやくびゅうびゅうと波のうねりのように響いてきました。ゆっくり台風の11号。明日の通勤時間にはもう関東を通り抜けていくのか。
台風が来ると、テレビで天気番組をずっと見続けてしまう。それはもう、何も考えず、ただ椅子に座ってじっと。中継のカメラは静岡、千葉、埼玉、東京、と同じところをぐるぐる巡回して変わり映えのしない嵐の埠頭やら、倒れた街路樹やら、緊張感のない電車駅構内を順番に写している。アナウンサーの話すことだって、もう何時間も同じことの繰り返しだ。
この永遠の退屈番組の感じはアレに似ている。マラソン中継だ。
退屈といいながら目が離せないのは何故か。ドラマを期待しているのか。既にドラマをそこに見ているのか。
窓の外は嵐の音なのだけれど、遠くで静かに響く雨と疾風の音。