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死ぬのを待っている人たち

そぼ降る雨を抜けて、丸の内線に乗るべく新宿三丁目の駅入り口から階段を下る。階段の一番下の段にしゃがみこんでいるホームレスがひとり。襤褸屑のように小さくなって項垂れているので、人相も年恰好も見当が付かない。誰かに追い出されるまで、あそこでずっとああしてるのかしら。
踊り場を通ってもう一階地下を目指して階段を下りていくと、そこにも復ホームレスが同じようにしゃがんで、崩れ落ちそうになりながら転寝していた。
こいつら、死ぬのをただ待っているのか。立ち上がってゴミをあさる気力も、野心も萎えてしまったのか。
私はまだやりたいことがある、私は自分の足でまだ走れる、走りたい。