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ロッポンギでライブ

スイート・ベイジルhttp://stb139.co.jp/長唄ライブがあるのよ、と誘われてほいほいと行ってみた。鳥羽屋里夕さんの長唄じゃなくて三味線がメインのライブ。スペシャルゲストに、父君であり人間国宝の七世宗家、鳥羽屋里長さんのひとり唄いが披露されるという豪華さ。

里長さん、たっぷり唄って合間に喋る、喋る、おお、なんというバイタリティ。船弁慶をお嬢さんの三味線で唄いあげるのですが、これがもう、弁慶になったり静御前になったり、知盛になったりタッキー義経になったり、人間国宝のひとり芝居劇場。本来であれば歌舞伎座まで出向かなければ聞かせてもらえない、いや、歌舞伎座では絶対に観ることの出来ないレアなパフォーマンス。素晴らしい。

船弁慶に出てくる知盛は、源氏に滅ぼされた平家一門の幽霊として登場するのだけど、里長さんは、不当に化け物扱いされている知盛を唄うときにも愛情を込めて大切に唄っているとのだと思わせるお話があった。「知盛は(いやしくも)平家の公達なんだから、怨み一辺倒の幽霊というのでない、品格を認めてあげたいんですよ」

国宝になるまで唄う人というのは、やはりただ唄うのではないのだなあ、と感じ入る。

いろんな名曲があれやこれやぎっしりと鏤められて、ああ、楽しかった。

スイート・ベイジルは、本来はジャズのショーがメインで、邦楽というのは異色らしいです。でもこんな贅沢で楽しい異色なら、もっと度々あればいいと思います。4月のライブメニューを見たら、野口五郎の名前がありました。彼は異色じゃないのか。