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祈ります

善行を積んでいる人にも不幸せな出来事は容赦なくやってくるのだ。そんな一方、泥靴で他人を踏みつけながら高笑いの毎日を過ごす輩は、けっこうそのまま高笑いの一生を全うするものだ。
そういうことを考えた。
お嬢さんが亡くなったそうだ。彼を知る人々は皆、目頭を熱くして優しい心根の彼と細君を案じて集まってきた。しばし彼の優しさを語り、子に先立たれることの痛みに思いを遣り、アメリカはやはり遠いと思い、午後の会議のために気持ちを切り替えなければ、と頭を振ってそれぞれの持ち場に戻った。
手紙を書こうと思う。時間を掛けて乗り越えてほしいと思う。毎日彼らのことを祈ろうと思った。